裏木戸の向こう側

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挿頭花(かざしばな) ─小枝芙苑
【近衛基通三部作・完子編】それでもわたしは、生きてきた

<あらすじ>
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挿頭花(かざしばな) ─小枝芙苑
【近衛基通三部作・完子編】それでもわたしは、生きてきた
基通三部作の第二弾です。

今回は近衛基通の正室だった清盛の六女・完子のお話です。
彼女は一男一女をもうけましたが、男子は早世し、女子の動向は分かりません。
夫の基通は平家の都落ちに同行せず、壇ノ浦での平家滅亡後すぐの賀茂祭の前日に、摂政として賀茂詣を行っています。このことは、当時の日記『玉葉』の中で、叔父の九条兼実から厳しく糾弾されました。
平家を裏切るような夫の行動に、完子はどう感じたのか──

前作『燠火の舟』を受けてのお話になっていますが、どちらから読んでも、また片方だけを読んでも問題はありません。
目次
完結済 全3話
2023年5月20日 最終更新

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